〜心とからだの不調 ぴり辛アドバイス〜
安治郎さん、そこを何とか！ 〔 猛暑を乗り切ろう その１ 〕
編集 先生。こんにちは。
安治郎 はい、お願いしますね。
編集 先生ぇ～。
蒸し暑くてバテバテでぇ。
つれーつれー。
安治郎 ここはヤンキーなど輩の駆け込み寺ではない。
編集 うグ。
安治郎 わたしもだるいんです。
編集 え！
安治郎 いけません、こんなことじゃ。
編集 。。。
安治郎 やっぱりね。脾が弱っている。
編集 先生の連載第３回（ご参照ください）に
登場した「脾」のことですね。
安治郎 さよう。
編集 陰陽五行の古典によれば、脾とは「消化吸収」を
つかさどるのでした。
安治郎 脾と胃腸は表裏一体なのです。
編集 ここが弱ってくると…
安治郎 だるい、食欲がない、下痢しやすい、となるです。
編集 まさに真夏に表れる症状ですね。
安治郎 脾が弱ってくると、主に水分代謝が悪くなってしまう。
暑いからってちべたい物を食べたり飲みますね。
編集 ちべたいって…
安治郎 ちべたい物をちべたいと言って何がおかしいか、
やめたっていんだぞ。
編集 あ、いえ、そんなめっそうもありません。
先生、今日の先生はおむずがりですね。
安治郎 うむ、バテとる。
編集 仙人みたいに、もはや怒りも何も超越してる方だと
思ってました。
安治郎 そうゆうんではないですね。
どこまで話したか？
編集 ちべたい物を飲んだり食べちゃったとこです。
安治郎 だしね、熱中症や脱水症状を予防するために
水分は重要、でも兼ね合いが難しい、と。
水分代謝が落ちれば、今度は膀胱系の腎に負担が
かかってしまいます。
腎は本来ならば冬に忙しいが、夏にも無理に働か
されてしまう。
編集 それは聞くだにしんどそうな話ですね。
だるいし、体が重く感じるわけですよね。
安治郎 冷房がいけない！
自律神経のバランスを崩しやすくなるのだ！！
編集 急に怒り？
安治郎 冷房は、確かに熱中症対策として室温調整する
のはいいけもさ。
キンキンに冷やすのはダメ！！
編集 はぁぁぁいっ！
安治郎 クククッ、まるで軍隊式だな。
編集 コントを始めたのは先生ですよ。
安治郎 あ？
編集 聞こえてるくせに。
安治郎 ひとつにはね、いまの住宅環境というのが
あるんですね。
現代の住宅は気密性が高い。
しかし昔はどうでした？ ３０年前は冷房の
ある家なんて珍しかったね。
編集 おお、確かにそうですね。
安治郎 人の体は暑さ寒さに弱くなってしまったのだ。
編集 そうかもしれないです。
安治郎 ズズズズー（茶を飲む音）
編集 先生、暑い時に熱い麦茶なんか飲んで
余計だるくなりませんか？
安治郎 湯飲みに入っているが、これは常温だ。
編集 麦茶、冷やさないんですか？
安治郎 常温です。夏でも常温です。
編集 それって大事なことですか？
安治郎 基本です。暑いからってちべたいもんばっか
とってるとどうなりますか？
編集 あ、そうか！
胃腸を弱らせ、膀胱機能にも負担をかけて
しまうんでした。
安治郎 本来、夏は夏野菜を食べておればよかった
のだ、人間というのは。
キュウリ、ナス、トマト、体を冷やす食材
ですからね。
しかし冷房のきいた現代の環境下では加減と
いうことを気にしなくちゃなりません。
編集 夏野菜は適量を、と。
飲み物も常温、と。
編集 。。。
安治郎 身体のだるさを軽くする秘密を伝授するかな。
編集 ありますか！
ぜひお願いします。
安治郎 １,０００円ね。
編集 ふざけないで下さい、子供じゃあるまいし。
安治郎 夏休みだから、つい童心に返ってみましたよ。
編集 早く教えて下さい。
安治郎 ぶしつけな。なにが気に入らんのか？
最近の人間はよくわからん。
編集 私は先生がわかりません。
安治郎 私もわかりません。
編集 先生！
安治郎 それは、see you next weekでね！
編集 ひっぱるね！
[2回]
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