〜心とからだの不調 ぴり辛アドバイス〜
安治郎さん、そこを何とか！ 〔 梅雨のすごし方 その2 〕
編集 先生こんにちは。
梅雨まっただ中ですね。
安治郎 うむ。しっけちゃって。
編集 ええ。
先週は梅雨特有の不調と、暮らしの中で気をつける
ポイントについて伺いました。
不調については消化器系に出やすいということがありました。
安治郎 うむ。
編集 そして、もともと関節の悪い方は症状が出やすくなったり、
悪化の傾向があるとのことでした。
安治郎 そ。リウマチ体質の方にはつらい季節です。
編集 梅雨特有の症状は、先生の行う鍼治療の古典的な考え方に
おいては「体重節痛（たいじゅうせっつう）」というんでしたね。
安治郎 お！
その言葉を知ってるとはなかなか勉強家だな。
編集 いやぁ、前回お話いただきました、おさらいです。
安治郎 うむ。
編集 身体の中の水分代謝が低下する。関節や胃腸に出やすい、と。
安治郎 睡眠の留意点は言わなくていいのですか？
編集 ！
ぜひ。やっぱり理想の睡眠時間とかあるんですか？
安治郎 ない。
編集 おやまあ。
安治郎 適度に寝るのが良いです。寝すぎ、寝だめはいくない。
編集 なるほど。
安治郎 夜更かしもいくない。就寝が午前０時を超えるといくない。
お肌にもいくない。
編集 お肌にもいくない、と。
安治郎 おすすめの運動もあるね。
編集 教えてください。
安治郎 …
編集 読者の皆様、大河の流れの如き先生のお茶タイムです。
しばしお持ちを。
安治郎 …
（お茶タイム、１分半）
編集 （そろそろの頃合いを見計らい）
梅雨のおすすめ運動があるんですね？
安治郎 そ。ラジオ体操を真剣にやるのです。
編集 お～、なつかしい！
安治郎 あれは全身運動です。第１と第２を真剣にやる。
でも第３はだめだ。
編集 なぜです？
安治郎 第３。知らん？ あれは負荷が大きくかかりすぎる。
キツイですから。くれぐれも第２までが良いのです。
編集 第２まで、ですね。
そして先生。前回のお話では…。
人は弱点のような、それぞれ生まれ持って弱い臓器や
部分があって。そこんとこを強化すればＯＫかというと、
そうではないんですよね？
安治郎 体質という。
伝統的な鍼治療においてはその根幹に「陰陽五行」の
考え方があります。
みんな、５つのタイプのいずれかに分類されますね。
編集 五行の５タイプ？
安治郎 これ見ない。
編集 興味深いですね。
水（冬） ＝腎
↓
木（春） ＝肝
↓
火（夏） ＝心
↓
土（土用）＝脾（消化器系）
↓
金（秋） ＝肺
季節に沿って、流れていくんですね。
季節に沿った流れとは別に、五角星のように矢印が行き交って
いますね、これは？
安治郎 これを「相克（そうこく）関係」という。
編集 複雑に関連しあっているように見えます。
安治郎 肝と脾（消化器系）の関係を見てみるとですね。
仮に、肝の機能が弱まると、今度は脾の力を抑えられなくなり、
消化能力が高まりすぎる。極端には過食。甘い物も食べたくなる。
結果的には、脾を痛めてしまう。
編集 それはいけませんね。
そうするとですよ、本当は何が正しいのでしょうか？
安治郎 バランスです。
１部分だけを考えるのはいくない。
相克関係など見ながら、バランスをとることが鍼治療の
大きな役割です。
編集 奥が深い世界ですね。
安治郎 うむ。
編集 先生、内輪の、ほんと内輪の話をゲロっちゃいますけど。
今回の記事を書くにあたっては事前に先生から五行が五畜、
つまり動物でも表されるという説明を聞いたんですが。
安治郎 そうでしたね。
編集 あれ、またですね、いずれですね、近いうちに、ということ
でもよろしでしょか？今回ではなくって。
安治郎 何か問題か？
編集 いえ、単なる記事のボリューム調整でして。
安治郎 …
編集 うぐ、気まずい沈黙。
安治郎 …
編集 やはりだめでしょかね？
安治郎 Don't mind！！
編集 まさかの英会話ぁー？！
安治郎 読者の皆さん、次回はミニ・アニメでお会いしましょう。
ジャズピアノも弾きますぞ。
編集 自分で予告ぅーーー！
安治郎 編集さんはちゃんと作るように。
編集 へい
安治郎 はい、です、返事は。
編集 うむむ。
[4回]
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